派遣薬剤師の働き方が気になる方へ!派遣歴9年の私がメリット・デメリットを解説!

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派遣薬剤師

派遣薬剤師って時給いいな。
定時で帰れる働き方がしたい。
休みの日は自分で選びたい!
純粋に薬剤師としての仕事がしたい、ノルマに追われたくない!

と考えている薬剤師の皆さん!

確かに時給は高いし休みの融通は利くし、基本的に残業は無し。

もちろんノルマもありません(薬局によっては声掛けを指示される事はありますが、売れなかったからといって別に給料や評価に影響はありません)

でも、周りに派遣薬剤師が少ないと

『新卒で調剤薬局に3年務めただけで、他の職場を知らないけどできる?』
『私の薬局にも派遣さん1ヵ月だけ来たけど、求人数って安定してるの……?1ヵ月ごとに職場が変わるなんて不安……』
『フルタイムで働くのはしんどい。でもパートと派遣どっちがいいんだろう?』

と、派遣として働く事に踏み出せない方もいると思います。

今回は派遣薬剤師歴9年、勤務した薬局は単発派遣を含めると20を超える私が派遣薬剤師のメリット・デメリット、向き不向きまでお伝えしたいと思います。

派遣薬剤師のメリット3選

時給が高い

まず、みなさん気になるのはお金ではないでしょうか?(大事だね!)

単発派遣であれば都心部でも3500円~、薬剤師不足の地方であれば時給4000円~住居付きなんていう求人もゴロゴロ出てきます。
一時期よりも下がった、とは言いますがある程度薬剤師が充足していると言われている関東でも3000円未満はあまり見ませんね。

ちなみに、私は薬剤師3年目で派遣薬剤師になり、最初の3ヵ月は2900円(横浜市内のドラッグ調剤)4ヵ月目からは3000円になりました。
その後は職場により、最低時給は2800円(コロナ禍で求人がほぼ無い中、とりあえず見つかったところに入れてもらいました涙)最高時給は4000円(単発、急に欠勤した薬剤師に替わり勤務しました)
検索すると出てくる派遣薬剤師の求人と大きく乖離はない印象です。

休みの融通が利く

旅行好きとしては、本当に大事。
私が派遣になった理由としてここが一番大きいかもしれません。

新卒で入社した薬局は大手で完全週休2日制。
日曜と平日1日、祝日休みは確保されていましたが、極端に有給が取りにくく『遊び目的で有給をとるなんて……』という雰囲気があったためせっかく独身一人旅なのにGWやお盆、年末年始のハイシーズンしか旅行にいけないのが地味にストレスでした。

その薬局で勤務を開始する前に派遣会社と
・週何日働くか?
・何時間働くか?
・長期の休みを取る予定はあるか?

と言ったことを擦り合わせます。

なので勤務が始まる前に

『習い事があるから水曜日は休みたい』
『旅行に行くから1週間休みたい』

などをきちんと伝えておけばそこに対応する薬局を紹介してくれるので休みは取りやすいです。

嫌な人間関係をさっさと切れる

正社員やパートだと『あ、こいつヤバ……』と思っても自分か相手が辞めるまで(チェーン店なら異動するまで)一緒に働かなければいけないですよね。

派遣であれば契約期間が終われば『延長はしません、他のところで働きます』と派遣会社を通して言えるのでそこまでの我慢です。

20か所も勤務していると、残念な事に
『いきなりケンカ腰の事務さん』
『最初から最後まで無視してくる薬剤師』
などのパターンが時々あります(笑)

我慢しすぎずにサクっと終了させ、次の勤務先を探してもらいましょう♪

派遣薬剤師のデメリット3選

短期間で契約終了の可能性がある

メリットの『嫌な人間関係をさっさと切れる』と表裏一体な所ではありますが

『あ、ここ、居心地イイな~、職員も患者さんも優しいな~』

と思っても

『来月から正社員が一人はいるから更新は無しで~』

となる事は珍しくありません。

会社としては人件費の高い派遣よりも、安く長く働いてくれる正社員やパートのほうがありがたいです。

都市部以外では求人が少ない

単純に薬局数に関係しているののかもしれませんが、北関東に住んでいたころは派遣の求人を探しても片道1時間くらいかかるところが2か所、とかに加えて単発派遣の求人は超レア。

東京、大阪など都市部ではある程度選べますが地方だと『沢山の中から好きな所選ぼう!』というのは正直厳しいと思います。
試しに今、某大手派遣会社のHPで

『雇用形態 派遣  勤務地 岩手県』

で検索したところ13件しか出てきませんでした……あの、だだっ広い岩手で13件。住んでいるところから通える薬局はいくつ?という感じですね。(ただし地方派遣は住居付きで高時給だったりするので人によってはとてもオイシイです)

ちなみに私の出身地である茨城県で検索すると45件、現在住んている神奈川県で検索すると489件(‼)でした。

薬に関する勉強は自分で!

正社員の頃は定期的に研修会や勉強会がありましたし、近隣のクリニックで新しく採用する薬があれば都度MRさんにお願いして説明会をしてもらったり、受け身でも何とかなっていました。
派遣は全部自分で勉強しなくてはいけません(とは言え、薬局内のMRさんの説明などは一緒に聞けますが)

3ヵ月精神科門前、その次6ヵ月小児科門前、その次は透析門前……のように振れ幅が大きいのでそこも大変ではありますが

『短期間で色々な処方と関われて勉強になる』

と感じるか

『やっと精神科慣れてきたと思ったら次は小児科か……小児の薬…覚えなおすの面倒』

と感じるかはあなた次第です(笑)

とは言え、東京や神奈川など求人件数が多いところは『小児科はできません』『代謝内科はできません』などのNGも出せますので、どうしても苦手な科がある場合には遠慮なく派遣会社に伝えましょう。(当たり前ですがNG項目多すぎの人は良く思われないです)

派遣会社によっては定期的に薬や調剤報酬についての勉強会を開催してくれる所もあるので

『派遣初心者』
『勉強する気はあるけど、意志弱いんだよなぁ』

という人は教育体制が整っている派遣会社を選んでみる事をおすすめします。

まとめ

メリットデメリットは分かったけど、派遣薬剤師やってみたい!
地方住みだからどれくらい求人数があるか気になる!

という方は、ぜひ、一度派遣会社に登録してみましょう♪
登録して話を聞くだけなら正社員のままでも出来ます。
比較のため、1社ではなく大手数社登録することをお勧めします。

「3か月後に辞めるからそれまでに探したいんだ!」という熱量じゃなくても、コーディネーターさんにお話しを聞いて、もし自分に合う求人が出たら紹介してもらう、という形でも良いと思います。

ちなみに、これだけ派遣を推している私ですが、派遣未経験の方は話を聞いてみて「いや~、派遣合わないかも」と思ったときのために派遣だけでなく、パートや正社員、病院、ドラッグ、調剤、施設など様々な紹介をしてもらえる大手の会社を選ぶのが良いのかな、と思います。

是非ワークライフバランスを保って楽しい薬剤師ライフを送りましょう♪

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